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【仮想通貨】仮想通貨は環境に悪い?大量の電力消費と化石燃料との関係

アメリカ大手電気自動車会社のCEO イーロンマスク氏がツイッター上で「テスラはビットコインの決済を停止した。理由としてはマイニング(採掘)のために使われる化石燃料の消費が急増し、環境破壊につながると考えている」と発言しました。

実際に仮想通貨の採掘や処理は膨大な電力が発生してしまいます。

クリーンエネルギーがまだまだ普及していない昨今では、電気の生産に石油・石炭などCO2(二酸化炭素)を排出する化石燃料が不可欠です。

イーロンマスク氏は、これを危惧し今回の判断にいたったようですが、仮想通貨はいったいどれほど電力を消費するのでしょうか。

仮想通貨が環境によくない理由

著名人の警告

米マイクロソフト創設者のビル・ゲイツ氏は「暗号通貨(仮想通貨)のマイニングは大量の電力を必要とするため、気候変動の問題を悪化させる」と警告。

また同士は「ビットコインは、1トランザクションごとの電力消費量が、人類が知っている他のどの方法よりも多い」とも語っています。

※トランザクション
仮想通化におけるトランザクションとは簡単に言えば取引のこと、例えばビットコインの送金処理、受け取り処理が1トランザクション。

オランダ中央銀行のデータサイエンティストのアレックス・デ・ヴリース氏は、「ビットコインが生み出す二酸化炭素(CO2)が、1トランザクションあたり300kgと試算したが、これはVisaカードの約75万回分の決済が生み出す二酸化炭素の量に匹敵する」との語っています。

Visaカードの約75万回分の決済では、なんか凄そうだけど、いまいち直感的にわからないので300kgのCO2排出量を他の身近な例で見てみましょう。

例1:エアコン

エアコンの消費電力が445Wとした場合1時間のCO2排出量は228gと言われています。

約4.5時間の使用で排出量は1kg

ビットコインの1トランザクションが300kgの排出なので、エアコンの稼働時間1350時間に相当します。

例2:ノートパソコン

ノートパソコンの消費電力が8Wとした場合1時間のCO2排出量は4gと言われています。

約250時間の使用で排出量は1kg

ビットコインの1トランザクションが300kgの排出なので、ノートパソコンの稼働時間75000時間に相当します。

これらの例から、ビットコインをたった一回取引きするだけでも膨大なエネルギーが消費されるとわかります

常にブロックと呼ばれるストレージを拡大していく必要がある。

ビットコインを含むほぼ全ての仮想通貨は取引履歴の透明性とセキュリティを守るためにパブリックレジャーと呼ばれる公開台帳に全てのトランザクション(取引)を記録しており、それを維持するためにもブロックと呼ばれるストレージを常に拡大し電力を大量消費しなければなりません

ブロックはマイナー(採掘者)によって作成され、その作業からビットコインを獲得するが、その際に年間78.5Twh(テラワット時)という一定規模の国家と同程度の電力を消費します。

マイニングの大部分は中国が拠点

中国の電力生産の多くは石炭からの化石燃料が中心

このため、マイニングが中国に偏っていてることでCO2問題がさらに懸念されることになっています。

現在ではエネルギー消費量は暗号通貨の人気の高まりを受けて、2017年から10倍に急増しているとのことです。

電子廃棄物を発生

マイニング機器の寿命は18ヶ月程度と謳われており、ルクセンブルクなどの国家と同じ規模の、電子廃棄物を発生させると懸念されています。

環境懸念に対する動き

Twitter創業者で現スクエアCEOのジャック・ドーシー氏は2020年12月に1000万ドルの基金「ビットコイン・クリーンエネルギー投資イニシアチブ」の立ち上げを発表し、クリーンエネルギーに積極投資し、環境問題解決に向かっています

まとめ

ビットコインを筆頭とした仮想通貨は大量の電力を消費します。

現状、電力のほとんどを化石燃料に頼らざる得ないため、CO2を大量に出してしまいます。

仮想通貨の取引を国が禁止したり、仮想通貨を否定する著名人も少なくはありません。

今後は、世界各国のクリーエネルギーの開発や進捗がどのように、どれくらいのペースで進むかが、仮想通貨普及の鍵になってくるのでしょう。

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